2010年10月28日木曜日

旅 (昔編)

寒くなって来ると、むか~し行った旅行を思い出す。
気候の良い時の、旅行も楽しいが寒いときの旅もまた違った意味で楽しい。

まだ20代だった頃、友達と「北海道の最東端で初日の出を見よう!」という旅を計画。

日程は、クリスマスを過ぎた頃から10日間ぐらいだったと思います。
帰りは、帰省ラッシュに巻き込まれるので飛行機でないと無理・・・
じゃ、行はなるべく安く行こう!   ということで、
博多から新大阪まで新幹線、そこから先は、特急で日本海側を青森まで北上することに・・・
朝、博多を出発して青函連絡船を乗り継ぎ、函館に着いたのは、次の日の朝4時!
20時間余りをかけて到着です。

さすがにグッタリでしたが、函館の朝市へ直行。
早朝から、お刺身定食で大満足!おいしい~

初めての冬の北海道・・・雪と寒さに驚きながらも
小樽では、運河や坂道を歩き、めちゃ おいしいいくら丼を食べ
札幌から道東へ・・・凍った阿寒湖の上を散歩したり、丹頂鶴を見たり、網走や紋別では凍りかけた冬のオホーツク海を眺め夏とは違った体験(いや珍道中)を繰り広げながら、目的の根室へ

31日夕方、旅館に到着。初日の出見学のバスツアーを申し込んで、大晦日をゆっくり過ごし、明日に備える。ちなみに夕食は花咲ガニでした。毛ガニよりおいしいと列車で一緒になった地元のお姉さんが自慢してました。確かに!

いよいよ、最東端納沙布岬を目指します。
暗い中、旅館の前まで迎えに来てくれるバスに乗り込み、出発です。
岬は結構広く、それでもたくさんの人が集まり、初日の出を拝むのを今か今かと待ってます。厚着をしていましたが、やはり寒い!
どれくらい待ったでしょうか。
水平線が明るくなり始めたかと思うとポッコっと眩しいばかりの太陽が・・・・
「きゃ~」と叫びながら、涙が出そうでした。
最東端の初日、ありがたいです!
何だか大きなパワーをもらったような気がします。
その年、初日の出を見れたのは、日本で2箇所ぐらいでした。
本当にラッキーでした。。

その後、稚内まで足を延ばし、友だちと二人で懐かしの礼文島へ続く海を見ていたら、自殺願望者に間違えられ・・・でもそれがきっかけで、漁師のおじさんの家へお邪魔したりと珍道中はまだまだ続いたのでした。

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